ChatGPTで議事録を作るやり方は?初心者も失敗しないプロンプトと実践手順!

会議のあとに待っている議事録づくり、本当に大変ですよね。1時間の会議内容をまとめるのに、何時間もかかって作業が止まってしまうなんて悩みはありませんか。そんな面倒な文字起こしや整理を短時間で終わらせる救世主がChatGPTです。

この記事では、ChatGPTでの議事録のやり方をゼロからわかりやすく解説します。効果的なプロンプトのコツやテンプレート、NottaやWhisperといった文字起こしツールとの連携テクニック、トークン上限の壁を突破する長時間の会議対策まで丸ごとカバーしました。さらにマイGPTsでの自動化や個人情報漏洩を防ぐセキュリティ対策、ファクトチェックのコツまで初心者目線で丁寧に紹介します。

これさえ読めば、手作業のストレスから解放されて、サクッと高品質な議事録を作れるようになりますよ。

  • ChatGPTを使った議事録作成の基本的な5つの手順
  • コピペで衣服使える初心者向けプロンプトテンプレート
  • 長時間会議や文字起こしツール連携などの実践ノウハウ
  • 安心して業務で使うためのセキュリティとファクトチェック法
目次

ChatGPTで議事録を作成するやり方と基本ステップ

ChatGPTを使って議事録を作成するといっても、ただ適当に文章を投げ込むだけでは満足な仕上がりになりません。準備から仕上げまでの全体的なフローを押さえておくことが大切です。まずは基本となる5つのステップを確認していきましょう。

録音データの準備と文字起こしの方法

ChatGPTで議事録を作る最初のステップは、会議音声をクリアに録音し、テキストデータに変換することです。

対面会議ならスマホの録音アプリやICレコーダーをマイクの近くに設置し、ZoomやMicrosoft Teamsといったオンライン会議なら標準の録画・録音機能を活用しましょう。ノイズが少ないクリアな音声を用意することが、その後の文字起こし精度を高める大きなポイントです。

次に、録音した音声ファイルをテキスト化(書き起こし)します。ChatGPT自体は長時間の音声ファイルを直接読み込んで正確にテキスト化するのが少し苦手なので、事前に専用の文字起こしツールを使用するのがおすすめです。

文字起こしで使いたい主なツール手法

  • Whisper(OpenAI):高い音声認識精度を誇るAI文字起こしエンジン
  • 専用AI文字起こしツール(Nottaなど):話者分離(誰が発言したか)やタイムスタンプ付きで文字起こしが可能
  • Web会議の標準字幕機能:TeamsやZoomのリアルタイム文字起こし機能を活用

テキスト化ができたら、簡単に前処理を行います。「えーっと」「あのー」といった不要な言い淀み(フィラー)を削ったり、明らかな誤変換を修正したり、「山田:」「佐藤:」のように発言者のラベルを付けておくと、ChatGPTの読み取り精度が劇的にアップしますよ。

具体的に前処理をしっかり行うことで、ChatGPTが文脈を誤解するリスクを極限まで減らすことができます。たとえば、音声認識特有の同音異義語の誤変換(「開発」が「買収」に変換されるなどの決定的なミス)は、事前に人間の目で軽くチェックしてサクッと直しておくと安心かなと思います。また、発言者が複数入り乱れているディスカッションでは、改行を入れて「発言者名:発言内容」のフォーマットにそろえるだけで、ChatGPTが「誰がどの決定権を持って意見を発言したのか」を正確に把握できるようになります。

さらに、対面での会議録音時にはマイクの配置にも気を配ると良いですね。机の中央に無指向性マイクを置くか、各自のマイク音声を個別に収録できるマルチトラック録音を活用すると、声の被り(ダブルトーク)を防げて文字起こし自体の精度が格段に跳ね上がります。オンライン会議の場合は、ノイズキャンセリング機能をONにして参加者全員にスピーカーフォンではなくヘッドセットの使用を推奨するだけでも、書き起こし結果のクオリティが大きく変わってきますよ。このように「録音時の環境づくり」と「簡単なテキスト前処理」というふたつの下準備を丁寧に行うことが、最終的にChatGPTから最高の議事録出力を引き出すための最大の隠し味になります。

初心者向けのおすすめプロンプトテンプレート

テキストデータが準備できたら、ChatGPTに指示を出して要約してもらいます。ChatGPTから高品質なアウトプットを引き出すには、プロンプトに「役割」「前提条件」「制約」「フォーマット」をしっかり組み込むのがコツです。

以下のテンプレートをコピーして、[ ] の部分を書き換えて使ってみてください。

【コピペ用】オールインワン議事録作成プロンプト

命令書
あなたはプロのビジネス書記です。以下の[入力テキスト]を解析し、後から確認した際に会議の全容が即座に把握できる高品質な議事録を作成してください。

会議の前提情報
・会議名:[例:新製品マーケティング戦略会議]
・日時:[例:2026年7月15日 14:00-15:00]
・参加者:[例:山田(部長)、佐藤(PM)、鈴木(開発)]

制約条件
・入力テキスト内に存在しない情報は絶対に推測で補完せず、「記載なし」または「未定」と記述してください。
・文体はビジネスに適した「文語体(です・ます調)」で統一してください。
・発言の言い淀み(フィラー:えー、あー等)はすべて除去してください。
・「決定事項」と「検討中(保留)事項」は明確に分離して記述してください。

出力フォーマット
1. 会議の概要(300文字程度で簡潔に要約)
2. 最重要決定事項(箇条書き)
3. アクションアイテム(担当者 / タスク内容 / 期限 / 備考)
4. 議題別議論の詳細
5. 未決事項・次回持ち越し議題

入力テキスト
[ここに文字起こしテキストを貼り付け]

このように指示枠を設けることで、ハルシネーション(嘘の情報生成)を防ぎ、ビジネスでそのまま使える読みやすい議事録が一発で出来上がります。

プロンプトを作成する際に特に意識したいのが、「ネガティブな制約条件」の設定です。AIは「〜してください」という肯定文だけでなく、「〜しないでください」という禁止事項を提示された方が指示を厳密に守りやすい性質を持っています。たとえば、「発言者の推測による補完を禁止する」「会議で触れられていない一般的なビジネス用語やアドバイスを勝手に付け加えない」といった一文をプロンプトに加えておくだけで、AI特有のお節介な勝手な解釈をシャットアウトできます。

また、部署やプロジェクト固有の専門用語、社内略語(例:「KPI」「OKRs」「CSF」「PJ」など)が会議中に多用される場合は、プロンプトの前提情報エリアに用語集(辞書)として「※用語解説:PJ=プロジェクト、CS=カスタマーサクセス」と注記を追加しておくのがおすすめです。これをやっておくことで、AIが文脈を読み間違えて変な訳語に変換してしまう事故を未然に防ぐことができます。プロンプト作成は慣れてしまえば数分でできるようになりますし、一度自分やチーム用にカスタマイズしたプロンプトをメモ帳などにストックしておけば、次回の会議からは文字起こしテキストを差し替えるだけで一瞬で完璧な議事録が仕上がるようになりますよ。

長時間会議のトークン上限を回避する分割手順

1時間を超えるような長い会議になると、文字起こしデータが何万文字にも膨れ上がります。ChatGPTには一度に処理できるテキスト量の制限(トークン上限)があるため、長文を丸ごと一度に入力すると途中で処理が途切れたり、後半の内容を無視されてしまうことがあります。

そんな長時間会議のデータを扱うときは、「分割処理+最終統合」のテクニックを使いましょう。

フェーズ作業内容コツ・ポイント
1. セグメンテーションテキストを20〜30分単位(3,000〜5,000文字程度)に分割する。アジェンダやキリの良い区切りで分ける。
2. セクション要約分割したテキストごとにプロンプトを投げて要約・タスク抽出をする。「このパートの要点とタスクを抽出して」と指示。
3. 全体統合出力された各パートの要約文を1つのチャットに集め、最終まとめを作成する。「以下の各パート要約を統合し、1つの議事録にして」と指示。

手間が少しかかるように思えますが、AIが1回に扱う情報量が適切になるため、情報の抜け漏れが大幅に減って結果的に一番早く綺麗な議事録が仕上がります。

分割処理を行う際の実践的なアドバイスとして、テキストを機械的に文字数だけで切り分けるのではなく、会議の「アジェンダ(議題)」の切り替わりに沿って分割するのがベストです。例えば、「1. 予算進捗について」「2. 新商品のデザイン案について」「3. 今後のスケジュール決め」といった内容の切れ目で区切ると、セクションごとの文脈が途切れず、要約の精度が格段に高まります。もしアジェンダが明確でない雑談交じりの会議であっても、「発言者の話題が変わったタイミング」で区切るよう意識してみてください。

また、分割したテキストを順番に投げていくときは、同じチャットスレッド内で「これは分割テキストの1/3です」「次は2/3です」と宣言しながら入力する手法も有効です。ChatGPTに「すべてのパートが出揃うまで最終の出力はせず、内部的に保持してください」と指示を出しておけば、文脈のつながりを保持したまま全データを一度に理解させることができます。最終統合フェーズでは、「全体の決定事項」「各パートごとの詳細」「次回への持ち越し課題」といった構成に再配置するよう指示を出すことで、長時間の会議でも手作業でまとめたかのような破綻のない大作議事録が一瞬で完成しますよ。

無料版と有料版の生成AIモデル比較

議事録を作成する際、どのAIモデルを使うかによって完成度に大きな差が出ます。無料版でも十分使える場面はありますが、ビジネスの実務で使うならモデルの特性を知っておくと安心です。

代表的なAIモデルの議事録作成能力

  • GPT-5.5 Instant(無料版):処理は早いが、やや抽象的なまとめになりがち。存在しない場所を補完するなどの誤情報(ハルシネーション)に注意が必要。
  • GPT-5.5 Thinking(有料版):深い推論を行うためプロンプトの制約を厳密に守る。ファクト重視で正確な議事録作成に最も適している。
  • Claude Sonnet 4.6 / Opus 4.7:長文理解力が抜群で、日本語表現が非常に自然。複雑な発言のニュアンスまで汲み取って整理してくれる。
  • Gemini 3.1 Pro:Google ドキュメントやスプレッドシートとの直接連携が得意で、作業フローの効率化に便利。

サクッとメモ程度を整えるなら無料版でも問題ありませんが、社内共有やクライアント提出用なら、推論力が高く嘘をつきにくい有料版モデル(GPT-5.5 ThinkingやClaudeなど)の利用を強くおすすめします。

それぞれのモデルの得意分野をさらに深掘りすると、ChatGPTの最新有料モデル(GPT-5.5 Thinkingなど)は「論理的思考力」と「複雑な指示の厳密な遵守」において圧倒的なパフォーマンスを発揮します。長いテキストの中で「A案とB案の比較議論」「予算上限に関する制限事項」など、複雑に交錯する条件を整理して要約させるような高度な議事録作成では、他の追随を許さない正確性を見せてくれます。

一方で、Anthropic社の「Claude」シリーズは、日本語文章の滑らかさやニュアンスの再現度において非常に高い評価を得ています。「言い合いに近かった議論を、角を立てずにマイルドなビジネス表現に直したい」「行間を読み取って発言者の真意を汲んだレポートにまとめたい」といったケースでは、Claudeを使うと驚くほど自然な役員提出レベルの文章に仕上がります。用途や会社の契約状況に合わせて、ロジック重視ならGPT有料版、文章の美しさ重視ならClaude、Googleツールとの連動重視ならGeminiといったように、使い分けるのが最も賢いAI活用術と言えますね。

文字起こしツールの連携で自動化する仕組み

ChatGPT単体でも強力ですが、「音声を文字起こしして、ChatGPTにコピペする」という手作業すら面倒に感じることがありますよね。そんな時は、専用のAI文字起こしツールや連携サービスを組み合わせてみましょう。

例えば「Rimo Voice」や「Notta」「toruno」といった専用ツールは、録音と同時に高い精度で日本語を文字起こしし、話者分離(誰が喋ったか)まで自動で行ってくれます。さらにツール内で直接ChatGPTと同等のAI要約まで完結できるものも増えています。

また、「Yoom」などのノーコード自動化ツールを活用すれば、以下のような完全自動化の仕組みを作ることも可能です。

議事録自動化ワークフローの例

1. ZoomやTeamsで会議が終了する
2. 録音データが自動で文字起こしAPI(Whisper等)に送られる
3. テキストデータがChatGPT APIに送信され、指定フォーマットで要約
4. 完成した議事録がSlackへ自動通知され、NotionやGoogleドキュメントに保存される

ここまで仕組み化できれば、会議が終わった数分後には自動で議事録の下書きが完成している状態を作れますよ。

自動化を導入する際のポイントは、最初から完全自動化を目指しすぎないことです。まずは「NottaなどのAI文字起こしアプリで録音・テキスト化までを行い、出力されたテキストをChatGPTに入力する」というワンクッション挟む運用からスタートするのが失敗しないコツです。ツールが自動生成したテキストには、どうしても人名や固有名詞の変換ミスが含まれるため、手動でサクッと確認できる余地を残しておくと安全だからですね。

チームや企業全体で効率化を進めたい場合は、ZapierやMake、YoomといったAPI連携プラットフォームを使って、Web会議ツールとChatGPTを裏側でつなぐ仕掛けを作ると絶大な効果を発揮します。会議終了のイベントをフックにして、文字起こし→AI要約→社内Wiki(Notionなど)へのページ自動生成までを裏側でパイプライン化しておけば、議事録担当者の負担は実質「完成したページの最終確認ボタンを押すだけ」になります。会議のたびに発生していた30分〜1時間の作業が数十秒に凝縮されるため、組織全体の生産性が飛躍的に向上することは間違いありません。

初心者向けChatGPT議事録作成のやり方と安全運用

基本の手順をマスターしたら、次はさらに実務で役立つ具体的なテクニックや、企業で安全に運用するためのポイントを見ていきましょう。ちょっとした応用を知っておくだけで、日々の業務効率がさらに高まります。

コピペで使える作成手順と実践テクニック

会議の目的によって、求められる議事録の形は異なります。「とにかく決定事項とタスクだけを爆速で出したい」「口語の雑多な発言を綺麗な文章に直したい」といった特定のシーンで使える特化型プロンプトも用意しておくと便利です。

1. ToDo・タスク抽出特化プロンプト

タスク管理ツール(TrelloやJiraなど)へすぐに書き移したいときは、表形式でタスクだけを抜き出す指示が役立ちます。

以下の会議ログから、今後実行すべき「アクションアイテム(ToDo)」のみを漏れなく抽出してください。
出力形式はMarkdownの表形式とし、列は【優先度 | 担当者 | タスク内容 | 確定期限 | 関連アジェンダ】としてください。
明確な担当者がいない場合は「【未割当】」、期限が曖昧な場合は「要確認(発言:◯◯)」と記載してください。

[ここにテキストを貼り付け]

2. フィラー除去&整文プロンプト

文字起こしされた生のテキストは「えーっと」「そのー」などのノイズが多く読みづらいものです。これをサクッとビジネス文書に整形しましょう。

以下のテキストの言い淀み(えー、あー等)をすべて削除し、自然で論理的な書き言葉(です・ます調)に整えてください。発言の意味やニュアンスは変えず、冗長な表現のみを削って簡潔にまとめてください。

[ここにテキストを貼り付け]

一度で完璧な議事録を作ろうとせず、「まずは全体を要約させる」→「追加でタスクを表にしてもらう」という2段階対話アプローチを使うと、AIの指示見落としを防いで精度が一段と高まります。

実務でプロンプトを運用する際の実用的なテクニックとして、「出力形式を指定する記法」を統一しておくこともおすすめです。例えば、「Markdown形式で出力して」「社内チャットツール(SlackやChatwork)にそのまま貼り付けられる装飾記法で書いて」と指定すれば、生成された文章をコピペしてすぐにチームに共有することができます。表形式(テーブル)での出力指示は、特にアクションアイテムの整理において威力を発揮し、誰が何を担当するのかが一目でわかる透明性の高い議事録になります。

また、対話形式で何度もAIにフィードバックを与えて修正させる「対話型のブラッシュアップ」も非常に有効です。「要約が少し長すぎるから半分の文章量にして」「役員向け報告用に、重要ポイント3点だけに絞って見出しをつけて」と追加指示を出すだけで、望み通りのアウトプットに数秒で再生成してくれます。AIを一発で完璧な答えを出すマジックボックスとして扱うのではなく、優秀なアシスタントに指示を出して育てるような感覚で対話するのが、ChatGPTを使いこなす一番の近道ですね。

自動で効率化するマイGPTs構築手順

ChatGPT Plus(有料版)やTeam、Enterpriseプランを使っているなら、自分専用の議事録作成AIを作れる「GPTs(カスタムChatGPT)」機能を活用しない手はありません。一度設定してしまえば、毎回長いプロンプトを入力する必要がなくなります。

マイGPTsのカンタン作成手順

  1. ChatGPTの画面左メニューから「GPTを探索する」を選び、右上の「作成(Create)」をクリック。
  2. 「構成(Configure)」タブを開き、名前(例:自社用議事録作成bot)を設定。
  3. 「指示(Instructions)」の欄に、先ほどのオールインワンプロンプトを入力。
  4. 「ナレッジ(Knowledge)」に社内指定の議事録フォーマット(PDFやWord)をアップロード。
  5. 動作確認をして、共有範囲を設定したら保存!

ナレッジに自社のフォーマットを入れておけば、「添付のフォーマットに従って議事録にして」と指示するだけで、いつもの社内規定どおりのレイアウトで出力してくれます。チーム内で共有すれば、部署全体の作業時間をまとめて削減できますね。

マイGPTsをさらに強力な業務ツールにするための応用設定として、「会話のスターター(Conversation Starters)」に登録しておくテクニックがあります。「議事録作成(文字起こし貼り付け用)」「タスク抽出のみ」「要約&フィラー除去」といったよく使う指示ボタンをあらかじめ画面に配置しておけば、ワンクリックで処理を開始できるようになります。

さらに、ナレッジファイルにはフォーマットだけでなく、「自社の表記ルールガイドライン」や「部署ごとのメンバー名一覧・正誤表」をあらかじめアップロードしておくのが非常に効果的です。これを行っておくと、文字起こしテキスト内で名前がひらがなになっていたり誤変換されていても、ナレッジの情報を参照して正しく変換して出力してくれるようになります。社内用botとして完成させたGPTsは、リンクを知っているチームメンバー限定で共有(Only with link)することもできるため、部署全体の議事録クオリティを底上げし、書き手によるフォーマットのばらつきを完全に無くすことができますよ。

個人情報漏洩を防ぐセキュリティ対策

業務でChatGPTを使う際に絶対に気をつけなければならないのが、社外秘情報や個人情報の取り扱いです。適切な設定をしていないと、入力したデータがAIの学習に使われてしまい、巡り巡って他人に情報が漏洩してしまうリスクがあります。(出典:個人情報保護委員会『生成AIサービスの利用に関する注意喚起等について』

利用プランデータ学習のリスクビジネス利用における推奨度
無料版(Free)デフォルトでAIの学習に二次利用される可能性あり。× 非推奨(個人利用・ダミーデータのみ)
個人有料版(Plus)設定で「オプトアウト」すれば学習を回避可能。△ 条件付き(事前マスキングが必須)
法人プラン(Team/Enterprise)入力データは一切学習に使用されない。◯ 推奨(企業の標準運用)
API利用 / 外部連携規約により学習利用なしが明記されている。◯ 推奨(自動化に最適)

どうしても無料版や個人プランで試したい場合は、テキストを入力する前に「〇〇株式会社」を「A社」、「山田部長」を「担当X」のように置換・マスキングする前処理を徹底しましょう。

注意!
機密情報や顧客情報を含む会議データを扱う場合は、オプトアウト設定をONにするか、データ学習がオフになっている法人向けプランの契約を会社に相談するのが安全です。

企業の情報セキュリティガイドラインにおいては、生成AIに入力してよい情報の範囲(パブリック情報、社内限定情報、極秘情報、個人情報など)を明確に定めておくことが推奨されます。特に顧客の個人名、電話番号、メールアドレス、未発表の新製品スペック、財務データなどは、オプトアウト設定をしているアカウントであっても原則入力禁止とするルール作りが一般的です。

また、従業員が誤って個人アカウントでログインしたまま業務データを入力してしまう「シャドーIT」のリスクを防ぐため、企業側で「ChatGPT Team」や「ChatGPT Enterprise」といった組織一括管理が可能なライセンスを導入し、シングルサインオン(SSO)やログ監査機能を有効化して運用するのが最も確実な防衛策と言えます。正しい知識と適切なツール選定を行うことで、情報漏洩のリスクを極限まで低減しながら、生成AIの絶大な業務効率化メリットを安全に享受することができますよ。

誤情報を防ぐファクトチェックの手順

どれほど精度の高いAIモデルを使っても、ChatGPTが生成した議事録はあくまで「高品質な下書き(ドラフト)」として捉えるのが鉄則です。最後は必ず人間の目でチェックする「ファクトチェック」を行いましょう。

ファクトチェック時の重点5項目

  • 固有名詞と数値:社名、人名、金額、日付、製品名に間違いがないか元のメモや資料と照合する。
  • 決定ステータス:「合意したこと」と「アイデア段階・保留」が混ざっていないか確認する。
  • タスクの抜け漏れ:アクションアイテムに「誰が」「いつまでに」やるかが明記されているかチェックする。
  • ニュアンスの確認:短縮要約された結果、発言者の意図と逆のニュアンスになっていないか読み直す。
  • コンプライアンス:マスキング漏れや、社外秘の不適切な記述が残っていないか確認する。

この人間のチェック作業を入れることで、ハルシネーションによる社内の混乱やトラブルを完璧に防ぐことができます。

効率的なファクトチェックの実践方法として、ChatGPTに議事録を作らせる際に「出力の各項目に対応する元の発言箇所や根拠(引用)」を併せて出力させるテクニックがあります。「なぜその決定事項だと判断したのか、該当する発言部分を簡単に引用して添えてください」とプロンプトで指示しておけば、人間が元データのテキストと見比べる際の確認作業が劇的にスピードアップします。

また、チェックを行う際は「数字(予算、納期、目標数値)」と「人名・固有名詞」に絞って集中確認するのがコツです。文章全体の日本語のつながりや要約の自然さはAIが非常に高いレベルで整えてくれているため、人間は「事実関係(ファクト)が間違っていないか」という数値と名詞の整合性にリソースを集中させることで、短時間で完璧な検収を終わらせることができます。AIと人間の得意分野をバランスよく組み合わせることで、ミスゼロで信頼性の高い議事録を最速で作成できるようになりますよ。

効率化を実現するChatGPT議事録作成のやり方まとめ

ここまでChatGPTを活用した議事録作成のやり方を詳しく紹介してきました。最後に重要なポイントをおさらいしておきましょう。

ChatGPTで効率よく高品質な議事録を作る秘訣は、「文字起こしツールでクリアなテキストを用意すること」「役割や制約条件を指定したプロンプトを使うこと」「最後は必ず人間がファクトチェックすること」の3点につきます。

長時間の会議ならテキストを分割して入力するテクニックを使い、日常的に作成するならマイGPTsで定型化してしまうのがスマートです。また、セキュリティ面もしっかり意識して、法人プランの活用や事前マスキングを行うことも忘れないでくださいね。

まずは今日の会議メモや短時間の録音データを使って、紹介したテンプレートでChatGPTに要約させてみることから始めてみましょう。これまで1時間以上かかっていた議事録作成が、驚くほどスピーディーに終わる感動をぜひ体感してみてください!

この記事を書いた人

エンジニア歴 12 年・Web マーケター歴 4 年・ブログライター歴9年。エンジニア兼マーケターの視点から AI ツール活用に取り組んでいます。
AI-Rise では、NotebookLM・Claude Code・Google AI Studio・Gamma などの主要 AI ツールについて、機能・料金・使い方・エラー解決といった実用情報を整理して発信。新しいツールが登場するたびに調べ、初心者がつまずきやすいポイントを噛み砕いて記事にすることを意識しています。

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